空き家管理の重要ポイント
代表の野上です。本日は下関市の空き家管理の重要ポイントについてご説明させていただきます。家の劣化の原因になる項目毎にご説明させていただきますので、最後までご覧ください。
①お庭の管理
下関市では戸建の面積が都会と比較すると広いため、ほとんどの戸建住宅に庭が存在します。以前よりも樹木などを植える家庭は減っていますが、それでも庭の定期的な草刈りは必要となります。1年放置するだけでも場合によっては自宅の1階が隠れてしまうくらい雑草が伸びるケースもあり、防犯上のリスクが高まるため、定期的な草刈りや剪定、伐採をお勧めしています。
②換気
空き家の老朽化の原因の1つは湿気です。人が住んでいないことで、空気の入れ替えが行われず空気が停滞することで、室内に湿気が溜まります。特にクローゼットや靴箱などは湿気が溜まりやすいため、空気の入れ替えを1ヶ月に1度は行うことで、劣化を遅らせることが出来ます。また、室内の換気を定期的に行うことで雨漏りなど他の劣化の原因を早く見つけることもできます。
③通水
水道管の劣化も空き家を老朽化させる原因の1つです。水を流さない状態が長く続くと、水道管が錆びたり、破裂することがあります。また、破裂まではしなくても水道管の中の水が乾ききってしまうことで悪臭の原因となったり、ネズミなどの害獣が侵入することもあります。こちらも1ヶ月に1回程度の通水を行うことで、劣化を遅らせることができます。
③掃除
室内の掃除も大切です。普段から綺麗にしておくことで害虫などの住処にならないようにすることが重要です。また、外部からの侵入があった場合、形跡を発見しやすいだけでなく、手入れされている家だと分かることで、防犯対策にも繋がります。
最後に
今は空き家となっていても、ご実家は思い出が詰まっている大切な資産です。だからこそ資産価値を落とさないことは大切ですが、ご家族との思い出は資産に代えられない価値があると思います。仮に売却するなどを検討する際にも状態はとても重要です。個人的な考えですが、大切に扱われているおうちは同じ様に大切に思ってくださる方がきっと見つけてくださると思います。そのためにも放置するのではなく、適切に管理することが重要だと考えています。